「……ねぇ郁也。
この後ろの変態がこんなこと言ってくるんだけどどう思う?
本当ひどいよね。郁也は嬉しいでしょ?あたしとたこ焼きデート」


「今回だけは後ろの変態の言ってることに同意するかな」


「僕のこと二人揃って変態変態言ってるけど君たちもよっぽど変態だからね」




しょうもない言い合いをし合い、最終的には誰が変態なのかという謎の討論が始まる始末。




「順番は愛奈>織谷くん>僕>志津摩くんじゃないかな。
変態の度合いが違うからね愛奈は」


「違う違う。伸介>郁也>志津摩くん>あたし、でしょ。
あんたこそ変態の度合いが違うじゃない。
あたしは変態じゃなくてビッチなだけ。
けど伸介は危ない変態じゃん。末野さんのストーカー……」


「違う違う。
ストーカーって言うのは好きすぎて相手に迷惑がかかる行為をすることを言うんだよ。
僕は末野さんのことが好きすぎるけど迷惑なことをしたことは一度もないよ」



「その発言からして危ないわー。自覚してないところからして危ないわー」



「伸介はともかく、なんで俺がお前より>なんだ」


「え?郁也ムッツリスケベなんでしょ?変態ってことを隠してる方がよっぽど変態じゃん。
あたしは基本オープンだし。
……志津摩くんもムッツリそう。てゆーか男はみんな変態だからね」



「織谷くんってムッツリそうだもんね」



「お前たちだけには本当、言われたくなかったよ」