ーー遠足当日。
正直、遠足の班決めをしてから今日まで一週間、何をしていたのか全く思い出せない。
強いて言うなら、毎晩夜中まで日替わり先輩と遊んでたってことくらい。
まあ、それはすなわち、大した日を過ごしていなかったということである。
「バスの席郁也と隣だ♡最高♡」
「最悪」
隣の席の郁也にもたれかかり、引っ付いていると、バスが動き出す。
「大阪か〜結構楽しみだよね」
そう言って、あたしの後ろの席に乗った伸介が座席の間から話しかけてくる。
ちなみに伸介の横の席は志津摩くんのようだ。
「まあね。郁也とたこ焼きデートできるからね」
「うわぁ織谷くんも災難だね」
「……この変態。なにが言いたいわけ?」
「変態なんてやだな〜。愛奈の方がよっぽど変態だと思うけど」
正直、遠足の班決めをしてから今日まで一週間、何をしていたのか全く思い出せない。
強いて言うなら、毎晩夜中まで日替わり先輩と遊んでたってことくらい。
まあ、それはすなわち、大した日を過ごしていなかったということである。
「バスの席郁也と隣だ♡最高♡」
「最悪」
隣の席の郁也にもたれかかり、引っ付いていると、バスが動き出す。
「大阪か〜結構楽しみだよね」
そう言って、あたしの後ろの席に乗った伸介が座席の間から話しかけてくる。
ちなみに伸介の横の席は志津摩くんのようだ。
「まあね。郁也とたこ焼きデートできるからね」
「うわぁ織谷くんも災難だね」
「……この変態。なにが言いたいわけ?」
「変態なんてやだな〜。愛奈の方がよっぽど変態だと思うけど」