西川先輩と行きつけのホテルに二人だけで入った後、今は二人でシャワーを浴びている最中だった。



ぶっちゃけ西川先輩は、まあ喧嘩っぱやいところを除けば、ルックスもテクも私の中では上位の方であるからお気に入りの一人ではある。



ーーけど、性格がチャラチャラしてるからガチな方のお付き合いには向いてないんだよなあ。
せいぜい遊び相手って感じ。向こうもそう思ってるんだろうけどね。




「織谷ちゃんってさ、セフレしか募集してない感じ?」


「どうしたんですか、いきなり」


「いや、俺織谷ちゃんのこと好きなんだよね」




不意に意表をつかれ、西川先輩の方を振り返る。



ーーすると、グッと肩を掴まれ、いつもより深い、濃厚なキスを落としてきた。



蕩けるようなキスに酔いしれながら、西川先輩の舌に自分の舌を激しく絡め合う。




「……はぁっ……。
……これは…なに?もしかして告白の返事だったり?」



「いつもより西川先輩のキスが気持ち良かったから興奮しただけ」



「……ほんと織谷ちゃんってずるいよなー」



「意味わかんない……んっ」