正門前へ行くとL〇NEでも連絡がきていたように、先輩たちが3人待ち伏せていた。




「あー織谷ちゃん。やっほー」



「やっほー。……高野先輩は今日いないんですねえ」



「あいつ三限の途中で帰りやがった。なめくさってんわー。
つーか織谷ちゃん、もしかして高野クンがお気に入り?」



「なんでそーなるんですか。
高野先輩、朝にうちの教室に来てたからなんでいないのかな、ってだけ」



「んなマジになんなってー冗談だよ冗談」




そう言って、ゲラゲラと笑いながら肩に手を回してくる先輩。



ーーまったく、馴れ馴れしい。