「なっつん。私、こう見えても、結構頭いいんだよ!やーたんに負けないくらいね!勿論私も、みっちゃんに勝ってもらえるように…本気でやるから!」

「うん!って、羽奏頭よかったんだ!」

「ひ、酷い!」

「羽奏が頭悪かったら意味ないじゃない。どっちも、平等に勝てるようにしなきゃ…」

夜子…私たち2人のために考えてくれたのかな。

「ありがとう。羽奏ちゃん、夜子ちゃん。」

「ありがとう!夜子!羽奏!」

私と美桜の言葉が重なった。
みんなして、あはははって笑った。

明日からは、ライバル???

私のためにも、美桜のためにも、本気で頑張るから。

それから、私達は、試験までの1週間勉強に打ち込んだ。
休み時間。放課後。家に帰ってからも。

そして、迎える試験当日。