これから先も、傷ついたりするかもしれない。
ヤキモチ焼いたり。
それでも、爽を好きだという気持ちは変わらないと思った。
私は、未来へと1歩を踏み出したんだ。

「爽、好きだよー」

さっき言ったばかりの言葉をまた言うと、爽は驚いた顔をして、でも、優しく笑った。
その笑顔を1番近くで見れる。
私の道を照らしてくれる笑顔。

握っていた手をギュッときつく結ぶ。

「大好きだよ、菜美。」

これから過ごす毎日がキラキラ輝くように。