目が、覚めたかもしれない。



あたしにもまだ可能性はあるかもしれない。


そう考えるとまだ、まだ頑張れる。


「玲奈ちゃん、ありがと!」



「うんっ」


あたしは、泣き腫らした目で、顔で

精一杯笑顔をつくった。