*王子と冴えないプリンセス*



綺麗な真っ白な肌に

奥二重の瞳。

長い睫毛。

腰まである黒い艶のあるストレートの髪。



これが、正統派美人ってやつか。


「…あ、ありがとうございます!」


「どういたしまして」


そういうとクスッと笑って2年生校舎に入っていった。


「仁菜ちゃん…そんなに見とれてどうしたの?」

瑠海ちゃんは心配そうな顔をしている。

「あんな綺麗な人もいるんだねー…あたしとは世界が違うって感じだね」


「もー!仁菜ちゃん見とれすぎだよ。早く行かないと授業遅れちゃうじゃん」

フフッと笑い出す瑠海ちゃん。

あたしは


「ごめん!」

といって家庭科室に向かった。