*王子と冴えないプリンセス*




「本城さん…ありがとう」

「別に」


素っ気ないけど、あたしはなんだか嬉しくて。




炭酸水を飲む。



ふいに、本城さんの笑ってた顔を思い出す。


あたしって、ほんと単純。


さっきまでムカついてたのに。


思い出すだけでキュンとする。


炭酸水は


ほんのり甘くてどこか苦かった。