そんな…！！
「ねえねえ、大瀬戸ってキモイよねー」
「由真くんのことノートにメモってたんでしょー？」
「あんなイケメンな由真くんをブサイクにする方法を考える時点で変人だよねぇ」
「自分がブスだからって由真くんに当たるのやめてほしいよね」
ひいいいいいっ！
想像するだけで恐ろしい…
「まぁ…俺がバラせば、きっとお前は女子から標的の的になって、学校にはいられなくなるだろうけどなあ」
「ご…ごめんなさいっ…だから、言わないで下さい」
「お前ほんとにわかってる？お前が相談したことで、俺の評価落ちるわけ。もしそこから変な噂でもされたらめんどくせーんだけど」
「瑠海ちゃんは、そんなことしないよっ」
「お前の友人なんて別にどうでもいいけど、バラしたのは事実だよな？それなりに責任取ってもらうから」
冷めた目つきで、本城さんはそういうと
「んんっ…！？」
あたしの唇を、奪った。
