*王子と冴えないプリンセス*



本城さんの綺麗な顔が目の前にあって


綺麗な手が


あたしの頬に触れた。




「誰かに話したらバラすって約束だったよな?…それともばらして欲しかった?」


耳元で、囁かれる。


初めて聞く、本城さんの甘い声。



「なっ…!」

けど、こんな至近距離に男の子が来たのは初めてで


力が抜けたあたしは、尻もちをついてしまった。




普段の彼とは全く違う


意地悪で甘い本城さん。



「はぁ…これぐらいでドキドキしてたら俺のいうこときけないんじゃね?まぁ…手加減しないけど」