*王子と冴えないプリンセス*



「大瀬戸!」

さっきより少し大きな本城さんの声が聞こえた。

思わず横を見ると、不機嫌そうな表情の本城さん。


「悪いけど、教科書見せて」


え、えええっ!?

むむむむりっ!!

そんなことしたら女子からなにされるか…


あたしの予想は的中したのか西田木さんが鋭い目線を向けてきた。



「あ、あの…隣の人とか…」

「休んでる」


嘘だろ。まじで本城さんの隣休んでんじゃん。