*王子と冴えないプリンセス*




「ねぇ見て?大瀬戸さん由真くんの隣の席になってるー」


「マジありえないんですけどー」

「大瀬戸の分際で何様だよって感じだよね」


ヒソヒソと、派手な女子の話し声が聞こえた。

しかも、西田木さん並のキツイ目で睨みつけてくる。


あたしが何をしたっていうんだ…。

もし隣が本城さんじゃなくて、小太りのブサイクな男子生徒だったら何も言わないくせに…!

あぁ…魔法が使えたら今すぐにでも本城さんを小太りのブサイクな男子生徒に変えてやるのに…

嫌味なくらいイケメンな本城さんにもイラついてしまう。