*王子と冴えないプリンセス*



「ファンとしての、好き…」

そう思ったら、少し安心した。

良かった…。恋愛的な意味じゃないんだ。

そう思うと同時に、学園の王子という言葉に引っかかる。

「学園の王子…って、どういうことですか?」

苦笑いを浮かべて聞いた瞬間

「「「は?」」」

と、西田木さんたちの驚いた様な声が聞こえた。

え…!?

そんなビックリすること?

「あ、あ、あんたほんとになんもしらないわけ!?」

「ちょっ、まじで言ってんの?」

「大瀬戸さんヤバイって」

3人は驚いて、空いた口が塞がらないとゆうような顔を浮かべている。

「…え、えと」


「あのね!?由真くんはね、この学校で知る人ぞ知る王子なの!

一年女子はおろか、先輩ですらお近づきになりたいと言われてるの!

だから同じクラスになれただけあたしらは超幸せ者なの!


それだけで、ファンクラブの中では羨ましがられるんだから。

あぁ…でも、あのドSな由真くんはあたしらだけの秘密なんだよねぇ〜」

突然にやつきだす西田木さん。

ドSな本城さん?

あの人ドSどころか意地悪だけど…。

「あの時怒られたのは嫌だったけど、よくよく考えたらなかなか経験できないことなのよね…。

ああゆう由真くんもいいわぁ…って、こんな話じゃなくて!」


少し咳払いをして、あたしを見る西田木さん。

「まあ、とにかく…

あたしはあんたを助けたわけじゃないし…美香山さんの為を思ってあんなことゆったの。

同じファンとして、由真くんに嫌われるような行為は、見逃せなかったってゆうか…

美香山さんも、由真くんに嫌われたくはないだろうし」


すこし、小声になりながら話しているけど

西田木さんは、すごいと思った。

だって、あんなに酷いこと言われたのに同じファンとして

美香山さんのこと考えてあげてたんだ…って。