*王子と冴えないプリンセス*



思わず声の先に目を向けると

そこにいたのは

西田木さん達だった。

「はあっ…?!なんでこんなとこにアンタがいるのよ」

困惑した様子の美香山さん。

「偶然呼び出してるの見つけたの。

だからついてきたけど、予想通り過ぎて笑えるわ」


えっ……

ついてきたって、あの時から?

「予想通りって、何が言いたいわけ?しかもついてきてたの?

キモイんですけど」

美香山さんは鼻で笑ったように言った。


「…じゃあ言うけど

美香山さんたちがやってることのほうがキモイよ?

まあ、あたしも人のこといえないけど」


西田木さん…

庇ってくれてる?

どうして…



人が変わったように話す西田木さんに、ただ驚いてしまう。


「どうして大瀬戸さんを庇うわけ!?

あんただってこんな奴が由真くんの隣とかむかつくでしょ!?」


「そうだね。すっごいむかつく。

けどさ、そんなことしてる方が由真くんに嫌われるよ」

「なっ…!!」