*王子と冴えないプリンセス*



また、前みたいに本城さんが現れたりして…

そんな考えが、ふとよぎる。

だけど、一瞬にして現実に戻される。

「地味なくせに、ふざけたこと言わないでくれる?

分かったら変わりなさいよ!!」


ドンッ……

思いきり、肩を押される。

校舎の壁に腰が思いきりぶつかった。

「いっ…た」


「あはははっ!!

これ以上酷いことされたくなかったら、いい加減身の程わきまえたら?」

高らかに笑う美香山さんに続いて

クスクスと笑う美香山さんの友達。


あたし…すっごい情けない。

惨めだ。



その時だった。


「いい加減やめたら?」


_______そんな声が聞こえたのは