*王子と冴えないプリンセス*



「酔う人は、事前に先生にいうように。以上」



先生がそういうと同時に、チャイムが鳴った。



その瞬間、女子から集まる痛い視線…。


絶対なんか言われるかも…



「ねぇ」


甘ったるい声が聞こえる。


あたしに言ってるのかな…?


そう思ったけど、その声の主は


あたしの隣の席の


本城さんに向かっていった。



ほっ…と、胸をなで下ろす。


正直、派手な女の子達に、席代われって言われる気がしてたから


何もなくて良かった…。