*王子と冴えないプリンセス*



仕方ない…?

「見捨てろってこと…!?」

つい、自分でもビックリするくらい大きな声を出して言ってしまった。

「………けど、その男がお前を巻き込みたくないって言ったんだから、それでいーだろ。
その…本城だって、雪峯に関わってほしくないだろうし…。
それに、言い寄られてるだけなら、お前が手出しするだけ無駄だよ」

…確かに、そうかもしれない…。

言い寄られてるだけなら、あたしが何かしても、余計大事になるだけだよね…。

でも…。

「もし、本城さんが危なかったら、あたしが助ける」

「だから!やめとけって」

「お姉ちゃん、喧嘩強いクセに何怖がってんの!?
さっきから自分を守ることばっかり!」

つい、口から出たのはこんな言葉。


「っ…どうしてお前は、そこまでしようとすんだよ!?」