*王子と冴えないプリンセス*


***

「無断欠課するときは、体調悪くても次からちゃんと言いなさい!」

放課後、あたし達は先生に呼び出され、ただいま叱られ中。

あたし達は体調を崩したという理由にした。

2人して体調崩すなんて、怪しまれるかとも思ったけど

普段は一応まじめなあたし達を見て、先生は信じてくれたらしい。

「失礼しました…」

職員室の扉を閉めたあと、はあとため息がでる。

「瑠海ちゃん…ごめんね」

「全然いいよ。…それより、本城さんが隣の席だったけど、大丈夫だった?」

「あー…うん。気にはなったんだけど瑠海ちゃんが話を聞いてくれたおかげで、なんか楽だったかも」

「そっか…良かった!」

あの後クラスに戻るのは、すごく気がひけた。

クラス入った瞬間、本城さんの取り巻きの派手な女子達にだいぶ見られたし…

あと、本城さんにも…。

けど、一瞬目があったのに、ふいっと逸らされた。

やっぱり、なんかチクッとしたけど…。

て、だめだだめだ!

せっかく瑠海ちゃんにも話聞いてもらって、
これから先輩調べるって決めたとこなのに!

ネガティブになりそうな気持ちを必死で奮い立たせる。