*王子と冴えないプリンセス*


「え…」

「確かになんにも変わってないかもしれない。
だけど、知らなかったからこそ、よけい傷ついたんじゃないの…?」

「っ…」

言葉に詰まる。

だって、本当にそうだから。

知ってたとしても、きっとその時のあたしはすぐに信じないだろう。

だから、傷つくのは変わらない。

けど…

知ってたら、まだ、楽だったんじゃないかって

思ってる自分もいたんだ。