*王子と冴えないプリンセス*





まさか…本城さん?



そう思い、振り返ると________

「…仁菜ちゃん…大丈夫?」

不安そうな顔をする、瑠海ちゃんだった。

「仁菜ちゃん…クラスから出てった時、すごく辛そうな顔してた。だから…ついてきちゃった…。

…もう隠さないでいいよ。本城さんとなんかあったんだよね…?仁菜ちゃんさえよければ、教えてくれないかな?」

そんな優しい言葉をかけられたら

もっと涙が出てくる。

やっぱり、瑠海ちゃんは、本城さんと何かあったって気づいてたんだ。

それでも、あえて聞かないでくれたんだね。


それに…本城さんとはもうあんな関係は終わってるから

秘密だと言われていたけど、良いよね。


もう、お姉ちゃんにも話してしまったし…

そう思い

あたしは全てを話した。


本城さんに弱みを握られ

パシリにさせられてたこと。


先輩との関係を、見てしまって

嫌われたこと。