*王子と冴えないプリンセス*



部屋に戻って、どっと疲れと不安が押し寄せる。

思うのは、明日の学校嫌だな…ってこと。

「会いたくない」

ポツリと呟く。

会いたくないよ。

本城さんとは。

隣の席だし…正直、あんな事言われて、さよならなんて言っちゃって。

どんな顔して会えば…。

そんなことを悶々と考えていると、1時間も経っていた。

すると…

ガチャリと開く扉。

「お姉ちゃん…?」

「お前何も食べてないじゃん。カップ麺、持ってきた」

机の上に置かれるカップ麺。

「ありがとう…」

お姉ちゃんにこんなことされるのは初めてで、少し恥ずかしいような、照れくさいような…

なんだかくすぐったい、変な感じ。