*王子と冴えないプリンセス*



その後、何をされたか、全てを話した。

だけど、ひーくんのことが好きだったことは言えなかった。


言ったら、好きだったことを認めてしまいそうで…


好きだったなんて思いたくないんだ。


だけど、保健室の先生は、優しくあたしの話を聞いてくれた。



「大瀬戸さん…助けられて良かった…あなたが危ないって、神咲さんの友達から必死に逃げてきた女の子が教えてくれたのよ」

それって…あたしが来るより先に2人に
襲われてた…

「彼女…大丈夫なんですか?」

「精神的に、今は誰とも話せる状態じゃないみたい…けど、少しづつ、ゆっくり話は聞くつもりよ」

「そうですか…じゃあ、神咲さんはこれからどうなりますか?」

あたしは、一番気になっていることを聞いた。

もう、こんなことがあったから、あたし達が話すことはないだろうけど…

「彼は…停学処分ね…彼にも、彼の友達にも、今話を聞いてるわ」

「……」