*王子と冴えないプリンセス*


「仁菜…そんな事言ってる暇ないんじゃない?」

そういうと、ひーくんは、あたしのリボンに手をかけた。

その瞬間、鳥肌が立った。

「な…なにするの?」

「分かんない?仁菜がさっき見てたことだよ?」

「な…なんでこんなこと…するの?」

涙が流れる。

あたしは、今にも溢れ出しそうな涙を必死に堪えて、ひーくんに聞いた。


すると

ひーくんは、クスッと笑うと

「楽しいからだよ」

と言った。


そういうと彼は、あたしのリボンを

シュル…と解いた。