*王子と冴えないプリンセス*



「…っ!!」

その光景に、あたしは息をのんだ。

女の子の口は悠という男子の手で塞がれ、ブラウスだって大きく開けられて…

スカートだって、下着が見えるほどにめくられている。

それを楽しそうに、悪魔のような顔で見つめ、ケータイを構えているひーくん…


カシャッと、シャッター音が鳴る中、怖くてあたしはこれ以上見ることができなかった。

「お前、大瀬戸はなんで狙わねーの?」

「悠はバカだね。せっかく俺が時間をかけてあいつと仲良くなったのに…食べ頃になるまで待たなきゃ意味無いだろ?」

「けど、あいつかなりお前の事好きだと思うぜ?もう大丈夫だろうよ」

「そんなの知ってるよ…あいつは俺以外の男とは話せないんだから…けど、好きって言ってくるまで俺はヤらない」

「なんでだよ」

「好きって言った後に、こんなことされたら…どんな反応するんだろうなあ?くくくっ…あいつの怯える顔が目に浮かぶよ」



バサッ……

や、やだ…

ノート…落としちゃった…。