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「あたしは…奥のクラスから探すから、神咲君は手前のクラスから探してくれないかな?」
「うん…」
あたし達の学年の渡り廊下。
日も暮れてる頃だから、どこの教室にも、誰もいなくて。
あたしは、一番奥のクラスに向かった。
ガラガラ…
教室に入ると、埃っぽい匂いが鼻をついた。
いろんな用具が、無造作に置かれていて。
でも、もう使ってるかんじではなくて、埃や塵で汚れていた。
こんな教室あったんだ…
そう思いながら探す。
だけど、こんなところにあるはずないよね…
そう思いながら、出ようとしたその時。

