それに…今日は女子が担当なのに、なんで倉庫まで来たんだろ… でも、今思えばあのタイミングで来てくれて助かったかも… なんて思いながら、次のカゴを運ぶため、倉庫に戻る。 すると さっきまで立ち尽くしていた西田木さんが、突然あたしを睨みつけた。 「あんたさあ、由真くんに手伝ってもらえたからっていい気になんないでくれない?」 あたし、そんなこと一言も言ってないんだけど… 「いい気になんて…なってません」