*王子と冴えないプリンセス*




「そっ、そういえば…なんでここで立ってるの?」

あたしは、この空気が、なんだか恥ずかしくなって、とっさに聞いた。

すると、少し悲しそうな顔をする神咲君。


「靴が…無いんだ」

靴!?

無いって…まさか、盗まれた、とか?

「それは…盗まれたってこと…?」

「多分、そうかも…」

そういうと、神咲君は少し泣きそうな顔をした。