*王子と冴えないプリンセス*



神咲君が転校してきて、2日経った頃。


あたしは、みんなより遅れて昇降口に向かっていた。


すると、昇降口に、誰かが立っているのが見えた。



あれは…神咲君?

もうみんな帰ったのにどうしたんだろ?


あたしは気づかないフリをして、靴を履き替えようとしたけど…


神咲君が困ってる顔してるから、無視することも出来なくて。



「大丈夫…?」


声を、かけてしまった。