タカラモノ ~同じ空の下で~



〝 後悔 〟


そんな言葉がぴったりの考えが、あたしの頭の中をグルグルと回る。


そして、涙が溢れ出てきて、立ったけれど、脱力してパイプ椅子にまた座る。



「…美波ちゃん?」



さっきからもずっと碧の話とか、碧とあたしのこととか、喧嘩して碧がこうだったとか、色んなことを話してた部員さん達だったけど。


あたしのことに気付いた誰かの言葉で、その場が静かになる。



あたし……



「…碧…っ、あたし……ごめんね…っ。あたしが…もっと強くて、わがままなんて言わなければ……っ、ごめんね、…」



たくさん涙を流しながら、碧の顔を見て、碧の手を握ってそう言う。


あたしがもっと強かったら、すぐに不安になったりするような子じゃなかったら良かったのに…


ごめんね。


こんな彼女で、こんなわがままな彼女で、ごめんね…



多分、部員さん達はあたしの姿を見て、びっくりして固まってるだろう。


あたし、どれだけ人に迷惑をかけたら済むんだろ……



「…ごめんね、ごめんね、碧…っ、……だから目を覚ましてよ…、あたし…もうわがままなんて言わないよ…?……あたし碧のこと応援してるもん……碧のこと、大好きだもん……っ」



美波、って

もういいから泣くなよ、って


早く目を覚まして言ってよ…


起き上がってあたしを抱きしめてよ…