タカラモノ ~同じ空の下で~



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「はぁーあ、今日も疲れた!」


「今日は真穂、特にきつかったでしょ。」


「なんであたしだけ何十回もやり直ししなきゃならなかったのよ〜!」



部活が終わって、自転車に乗りながら喋って家に帰っているあたしと真穂。


真穂は先輩と同じくらい、いやそれ以上かもしれないけど、それくらいバドミントンが上手で。


でも、今日はうまくいかなかったらしくて、顧問の先生に怒られて何回もやり直しをさせられてた。


あたし達の方が真穂の何倍も下手なのに、いつも上手な真穂だからたくさんやり直しをさせられてた。



「でも、そんなに怒られるってことは先生に期待されてるってことだよ!」


「え〜でも、」



〜〜ピロリン♪ピロリン♪



「あ、ちょっと真穂ごめん。」



真穂が話している途中で、あたしの携帯が鳴った。


自転車を止めて、誰からの電話かを確認すると、【碧】という表示が出ていて、驚きながら急いで電話に出た。