すると、あ。と言ってポケットから何かを取り出した碧。



「学校では指輪つけれないだろうから、これでネックレスにすればいいだろ?」


「あ、ありがとう…」



ネックレスのチェーンを渡してくれた碧。


こんな優しいところもだいすき。


あたし、毎日この指輪をチェーンに通したネックレスを学校につけていくよ。


肌身離さず、しっかりと持っておくね。


また、碧との大切なものが増えたね…


あたしがサプライズすると、それ以上のサプライズをしてくれる碧。


本当にあたしにはもったいないくらい、良い彼氏…

誰にも渡さないんだけどね?



それから、碧はお兄ちゃんの車で送っていってもらって、帰った。


あたしも駅まで送って、少し泣きそうになったけど、笑顔で碧を見送った。



永遠……


あたしだって、永遠に碧を愛してるし。

あたしだって、あたしなりに碧を永遠に幸せにしたいと思ってる。


碧に直接伝えることは出来なかったけど、本当にそう思ってる…