「正月は会えなくてごめんな。」
「ううん。ディズニーランド楽しめた〜?ディズニーランドで年越しなんて、羨ましすぎるよ〜。」
「あははっ、俺が必ず連れてってやるから。」
「やった〜!言ったからね?絶対だよ!ディズニーランドに絶対連れてってね〜?」
「ん。分かった分かった。」
お正月、日の出を見に行こうって言ってたんだけど…
碧ん家はお正月に東京ディズニーランドに行っていて、年越しをそこで過ごしたから会えなかったんだ。
「あ、その靴。」
「気付いた〜?碧とお揃いのだよ!あと、ほら。ミサンガも!洋服を着るのは碧とって決めてるから、洋服はまだ着てないけど〜。」
碧とお揃いのスニーカーを履いてきたあたし。
少ししゃがんで、左足の靴下をめくって下にあるミサンガを見せる。
「俺も左足につけてる。俺は靴も洋服も綺麗に保管してあるぞ〜。」
「左足いっしょ〜!今度、一緒に着ようね!」
あ、そういえば…
さっきから普通に話していたけど、あたしが今日ここまで来た目的。
それは、…
そのことを思い出して、バックの中からラッピングされたのを取り出す。