「あのっ、谷口くんって…もしかして碧と同じ部屋の谷口拓磨くん、?」
「お、そうだよ!やっぱり、きみ碧の彼女だったんだ。」
谷口という苗字で、碧と同室の子の名前を思い出した。
谷口拓磨くんっていう名前で、すごく顔が整っていて、彼女がいて、野球が大好きで、足が長くて身長もすごく高い。
優しい声で、ふざけたことばっかり言って、笑顔が可愛いって言ってた。
それを思い出すと、目の前にいる部員さんにとてもはまったから、勇気を出して言った。
「美波は、碧の彼女ですよ〜。あ、あたしは美波の親友の永岡真穂です。今日は碧にバレンタインのチョコを渡しに来たんです!」
「初めまして、谷口拓磨です。そうだったんだ。練習ならもうすぐ終わるから、グラウンド入ってきてていいよ〜!」
「あ、ありがとうございます!じゃあ、ほら美波行くよっ。」
「あ…ありがとうっ。」
また真穂に手を掴まれて、グラウンドまで連れていかれる。
すごくグラウンドの後ろの方にいたから、部員さん達がたくさんいる所の隣を通らないとグラウンドの入口に行けない…
碧は少し遠いから、全然あたし達のことに気付いてないけれど、他の部員さんにたくさん見られる。

