「ヒックッ……みん、なっ、…ありがとう……ございますっ…。」


「やった〜、美波泣いた〜!!」


「大成功だ〜!」


「このサプライズ、あたしが考えたんだよ!」



あたしがお礼を言うと、みんなが一斉にこちらに向かってきて。


みんなすごく笑っていて、すっごい幸せな気分になる。



「そう。菜月が、いつも部員の誕生日は平日でちゃんとおめでとうって言えるけど、美波は部活が休みだったからサプライズしてやろう!って。」


「菜月、美波のこと大好きだもんね〜」



菜月先輩というのは、キャプテンのことで

本田菜月 ‐ほんだなつき

という 。


先輩の中でも、特にあたしを可愛がってくれてる先輩。


あたしも、菜月先輩のこと本当に大好きなんだ。