「よしっ。蒼空くん、スッキリした〜?」
「あぅ〜っ!きゃっ!きゃ〜!」
「そっかそっか〜。嬉しいの〜っ!」
おむつを替えたばかりの蒼空は、気持ちよくなったのかキャッキャッと喜んで笑ってる。
少しずつ喋るようになった蒼空に、あたしはたくさん話しかけるの。
蒼空の笑顔と空海の笑顔は、あたしを元気にする魔法なんだよね。
見るだけで、嫌なことなんか何もかも忘れちゃうんだもん。
「ほら空海、急ぐぞ!」
「パパのおトイレが遅かったんでしょー?」
「もう…また言い方が美波に似てきてる…」
「ほら!パパ急いでってば〜!空海、走るの嫌いなんだからっ。」
おむつを替えた蒼空を抱っこすると、ランドセルを背負って黄色の帽子を被った空海とランニングの服装をした碧が走ってきた。
そして急いで靴を履いて、外に出る。
家は結婚して蒼空が生まれてから、新しく建てた新居。
あたしも蒼空を抱っこしたまま、サンダルを履いて家の外まで行って、2人を見送る。
毎日の日課で、空海はあたしの手にハイタッチをして、蒼空のほっぺを触ってから行くんだよね。

