パパパーン


パパパーン


パパパーンパパパーン



教会の大きな扉が開き…あたしと、あたしと腕を組んでいるお父さんはカーペットの上を1歩ずつ丁寧に歩く。


ここに来ることが出来るまでのことを思い出して、1歩1歩噛み締めながら歩く。


お父さんとバージンロードを歩くのが夢だった。


そして、神父さんのところにいる碧…


碧がいてからこその、お父さんとバージンロードを歩くことが何よりも願いだったあたしにとって、今の時間をとても幸せに感じる。


碧と結婚式をすることができたということも、あたしにとってとても大きなイベントで。


幸せの真っ只中ってこんなことを言うんだろうな…って思うほど、あたしは幸せ。