あたしにはそんなこと全然言わないくせに、突然言い出したから驚いちゃった。


あたし、それ聞いた瞬間…涙が止まらなかった。


ちゃんと見てくれていたことが何よりも嬉しくて…っ。


お兄ちゃんも碧に、少しだけ喝を入れてたけれど、それもあたしを思ってくれていた言葉で…


あたしは改めて家族に支えられてるんだって思った。


この家族の支えがなかったら、空海のことをこんなに立派に育てることはできなかったもん…


こんな未熟者なママに空海は必死についてきてくれて。


それも全部、この温かい家族のみんなのおかげなんだよね。


それから、碧の家族のところに行った。


碧のお父さんもお母さんも、空海よりも2つ下の男の子のママになった琳ちゃんも、すっごくびっくりしてた。


まぁ…そりゃそうだよね。


突然、4歳の子の父親なんですと言われても困っちゃうに決まってる。