タカラモノ ~同じ空の下で~



顔を伏せてるけど、少しだけ見える碧のほっぺ。


すっごく、真っ赤なんだもん。



「照れてねーよ!」



ムキになってそう言ったと共に、あたしと目を合わせた碧。


やっぱり顔が真っ赤。



「そんな顔で言ったって信じられないし〜!照れるなんて、可愛い…!」


「もう美波うるせー!ほら行くぞ。」


「あ、ちょっ。ちょっと待ってよ〜!」



家の前で話してたあたし達だけど、突然碧に手を掴まれて、駅の方に走って連れていかれた。


この手の感触……


久しぶりで、顔が思わず緩んでしまう。


昔っから手を繋いで家に帰ったりしていた、あたしと碧。


そんな碧の手を、あたしの体は、何も意識しなくても覚えていて…


久しぶりに繋がれた今、あたしの顔は強烈にキモかったと思う。