「ごめんな……気付いてやれなくて。1人で抱え込ませてっ…。美波、こっち向いて。」
「………っ」
碧の方を恐る恐る向くと…
涙でぐちゃぐちゃだけど、とっても笑顔であたしを見つめてくれている。
「美波……空海を産んでくれてありがとう。俺の子を、この世に誕生させてくれてありがとう。そして…空海って名前までつけてくれて、本当にありがとう。」
「ぅ…っ、ふぇっ、……あおいっ。」
「俺、美波と空海と一緒に暮らしたい…。美波と一緒に空海の成長を見守っていきたい……」
「……あおい、?」
「だから、俺と結婚してください。」
「…ふぇっ……ううっ、うぇ〜ん……お願いっします…っ。」
あたしがそう答えると、キスをしようとあたしに近付く碧。
でも、空海を抱っこしてるからなかなか近付くことが出来なくて、キスができない。
だからあたしは碧の胸で寝ている空海のほっぺにキスをする。
すると碧も、あたしがキスをした反対側のほっぺにキスをする。
「俺……美波と空海のこと、幸せにするから。ぜってぇ、幸せにする。これからは、俺のことをしっかり頼れよ?一緒に願いを叶えような。」
あたし…間違ってないよね?
ちゃんと、空海のこと話してよかったよね…。
あたし、今とても幸せです…っ。
やっぱりあたしを幸せにしてくれるのは碧しかいないみたいです。