タカラモノ ~同じ空の下で~




全部全部、碧に話しても…いい?


碧は全てを聞いて、あたしのことを嫌いになって…軽蔑して…離れていくかもしれない。


でも、なんだか今は全てを話したいの。


今、しっかりと話さないと…これから先後悔をするような気がして。


ごめんなさい。


今日からあたしは自分に素直になります。


少しくらい…自分の幸せを願ってもいいよね?


あの海で碧と誓った願い……今でも全て覚えてるんだもん。


クリスマスの日の海の時のことも。


その願いをもう1度追いかけても…いいよね?



「空海は……、碧にもそっくりだよ…っ。鼻とか口とか本当にそっくりだしっ。あとね、碧に似て気配りも出来て、優しい子なの。誰とでもすぐに仲良くなれるし…っ。」


「…え?」


「あと、笑った顔なんかもそっくりなんだよ…っ。オムライスとぶどうが1番大好きな食べ物だし……っ」



あたしがそこまで言うと、碧が立ち止まって、あたしの頭をポンポンと撫でた。


今にも溢れだしそうだったあたしの涙は、大好きだった久しぶりの碧のポンポンで、一気に溢れ出てくる。