あたしが望む本当の幸せ。
毎年毎年がこんな日々だったら、あたしはどれだけ幸せなんだろう。
もう他に何もいらない!ってくらい、幸せになるんだろうな…
じゃあ、碧と空海の幸せは?
自分の子供の存在すらも知らなくて、今一緒に遊んでる子が自分の子だって知らない碧。
お父さんと会ったことなくて、今一緒に遊んでくれているお兄ちゃんがお父さんだとは思うはずもない空海。
空海は、碧がお父さんだと知って、お父さんに会えたことはとても嬉しいんだろうな。
でも…碧はどう思うの?
「空海のゆらいはね、空や海のように広くて大きくてきれいな心をもった子にそだってほしい!っていう意味なんだよ〜!空海のパパがつけてくれたの。ねっママ。」
「あ…うん。そ、そうだよ。」
あたしの方に歩いて向かってきた空海と、空海と手を繋いでいる碧。
空海の言葉に、少しだけ焦りながら返答した。
そんなの…あたしが碧の子供だって言ってるようなもんじゃない。

