「見ろよ…!何1人で全部抱え込んでんだよ。俺に全部話せよ。」
「なにも…何も話すことなんてないっ!」
頑張って碧の目を見た…
こんなに近くで、久しぶりに碧を見て、やっぱり泣きそうになってしまう。
でも、あたしももう子供じゃない。
出てきそうになる涙を堪えて、必死に平然を装う。
「あるだろ?頼むから…俺に全部話してくれよ。俺は、俺はまだ…美波のことを愛してるよ。」
「………っ。もう、帰って…!何言ってるの?あたしはもう碧のことなんか何とも思ってないっ!」
「…そんなんで言われたって、信じれねーよ。」
碧が少し呟いたのを無視して、家に逃げるようにして入る。
はぁ……
もう家も知られて。
また碧に来られて、問い詰められたら、あたしは全てを隠せる自信が無い。
あ……
冷静になって、今の自分を見つめると、あたしは胸元にある指輪を必死に掴んでた。

