そんな喜びに浸っていると、拓磨が衝撃的なことを言い出したんだ……
「美波ちゃん見かけてさ、俺追いかけたんだよ。そして1回美波ちゃんを怒りたくて、話したいから時間ないかって聞いたんだよ。そしたら、美波ちゃん…子供いて。その子供、美波ちゃんのことをママって呼ぶんだよ…!そして、その子のことを美波ちゃんは『あみ』って呼んでたんだよ…」
「あ…あみ、」
「碧さ、昔合宿の時に、皆で子供が出来た時の話をしただろ。その時、碧は女の子だったら『空海』ってつけたいって言ってただろ?」
「あぁ…」
「そしてそれを美波ちゃんにお前は話したって言ってたよな。夢が増えたって喜んでたよな。俺が言いたいこと分かる?」
美波には子供がいて…
それも幼稚園生だった。
その子は『あみ』っていう名前…
俺と美波が別れたのはいつだ?
…約5年前。
もしも、その子が4.5歳だったら?
「…俺の、子供?」
「あぁ…。俺聞いたんだよ。碧の子か?って。そしたらあからさまに慌ててよ、逃げて帰ったんだよ。嘘がつけない正直な美波ちゃんらしい反応だったよ…」
「嘘だろ…?」

