「空海、そんなこころもってる〜?」
「ふふふっ、うん!もってるよ〜。お友達が困ってたら助けてあげられるでしょ?もててるよ。」
「やった〜!!空海の名前は、ママがかんがえたの?」
空海の名前……
〝 可愛いだろ?由来は、空や海のように広くて大きくて綺麗な心を持った子に育って欲しい。俺なりに考えたんだぞ?〟
「ううん。空海の名前はね〜、パパが考えたんだよっ!」
「え〜!パパがかんがえたのー?じゃあ、パパに会ったときにおれいをいわないとね!」
「あははっ、そうだね〜っ!」
あたし、ちゃんと笑えてる?
空海がパパって言うと、やっぱり少しだけ悲しく感じてしまう。
空海に申し訳なくも感じてしまう。