タカラモノ ~同じ空の下で~




「もう空海、そろそろ寝なさい。今日は何読む〜?これでいいねっ!」


「うんっ!」



いつも本を読みながら空海を寝かしつける。


今日は疲れたからか、わりと早めに眠りについてくれた。


空海はもう4歳になって、今はあたしと2人で家に住んでるけど、空海が1歳半くらいまではお母さんも一緒に住んでくれてたんだ。


本当にお母さんとお父さんにはたくさん迷惑をかけて、たくさんお世話になった。


でも今は、アパレルショップの店員として働いて、しっかりと空海のお母さんとして出来ていると思う。



空海を出産すること…


最初はすごい反対されたけど、あたしの熱意が伝わったのか。


高校をしっかりと卒業することと、空海を幸せにすることが条件で、受け入れてくれた。