「すげ〜、全部しっかりと覚えてる。」


「昨日のことのように、鮮明に覚えてるもんっ。」



時々、夢にだって出てくるくらいだもん。


それくらいあたしにとって、大切な思い出なんだよね。



「もう全部叶う予定だしな。」


「ふふふ、うんっ。碧との赤ちゃん、可愛いんだろうな〜。」


「俺、女の子で、もし彼氏とか連れてきた日にはまじで怒るから。」


「あはははっ、碧の親ばか〜!でも、男の子だったら絶対碧に似て、すぐ嫉妬したり、1つのことだけに熱中しちゃうね。」


「女の子だったら、美波に似て泣き虫でわがままになっちゃうな。」


「楽しみだな〜赤ちゃん。」


「欲しいけど、結婚してからだな。美波も専門学校を卒業して、俺もプロ野球選手として立派になってから。」


「うん。その日を楽しみに待たなきゃ!」


「俺、もし子供が女の子だったら、空に海って書いて…空海ちゃんってつけたいな。」


「空海ちゃん?可愛い!」