すごくあたしという彼女の存在を受け入れてくれて、本当に嬉しかった。
ずっとあたしは碧に似合う彼女になれてるのかなっていう不安があったりもしたから、その不安が取り除かれて、今本当に心の底から嬉しい。
「碧、芸能人みたい。」
「嬉しいだろ〜?俺がこんなに有名人で。」
「そうでもないけどね〜っ!」
「嘘ばっかりだなー本当に。嘘ついたり、すぐ泣いたり、も〜手のかかる彼女だ。」
そう言ってあたしの頭を撫でてくる。
も〜髪の毛が…!
って思うんだけど、碧にされたら許してしまうってのが不思議なんだよね。
「まぁ、ずっと俺がそばにいるからいいけど。」
「…っ。も〜、早く行くよっ!」
照れてしまって、顔が熱くなるのが分かったから、顔を少しだけ隠して、いつも碧にされるように碧の手を掴んで、目的地に向かって走った。
碧は、あたしをどんだけドキドキさせれば済むんだろ。