「美波、おまたせ。」
「碧〜!!会いたかったっ!」
あたしの家まで迎えに来てくれた碧に向かって走り、いつものように抱きつく。
やっぱり、落ち着く〜。
もう多分1年近くは会っていなかったし、本当に碧不足になってたもん。
あ。でも、甲子園とかテレビ番組に出てる碧を見てはいたから、碧とは久しぶりには感じないけどね。
碧の匂い…
体つきとか、匂いとか、碧そのままで変わってなくてホッとした。
「美波、18歳の誕生日おめでとう!」
そう言って、あたしに向かって紙袋を差し出した碧。
そんな碧に負けじとあたしも、碧と同じ行動をとる。
「ありがと〜っ!碧こそ18歳の誕生日おめでとう!」
「おっ、ありがとな。」
「開けてもいい?」
「あぁ、俺も開けるな。」