「わかりました。あ、美波先輩と仲直りして下さいね!」


「するよ、するに決まってる!でも…明日から甲子園会場に行くんだよ。だから、終わってからになるかもしれないけど。しっかりと仲直りするからな。」


「今日はありがとうございました。」


「俺こそありがとう。時々、メールするよ。じゃあな!」


「はい!ここまで送ってくださってありがとうございます!美波先輩とのこと応援してます。」



いつの間にか駅まで送ってきてくれて、連絡先も交換した。


今日、ここまで来てよかった。


碧先輩の心の広さ、優しさ、美波先輩を想う気持ちの大きさ、全てに感動した。


改めて美波先輩と碧先輩にしてしまった自分の罪を思い出して、すごく悔やむ。


そんな僕のことを碧先輩は最初は怒っていたけど、笑顔で接してくれて、いろんなことを話してくれて…


今日1日で碧先輩の存在が僕にとってすごく大きいものになって、とても尊敬する人物になった。


美波先輩のこと好きになって良かった、碧先輩に出会えて良かった…


この2人には本当に幸せになって欲しい。


心の底からそう思った1日だった…